ずいぶん前に配車を受けた際のお客様が広島の方だと後にわかったんです。
私はタクシー運転手をしているのでまあ、別にお客様がどこの出身かというのはあんま関係なくて。
ただ、私はタクシーですがアルファードを運転しています。
その配車というより、迎車地の道が少し狭かったんです。アルファード停めたら後ろから車来たら通れるかな?レベルの。
そこにあるお好み焼き屋で呼ばれて、話の内容的に呼ばれた方と今まさに会みたいなものを締めようとしてる人が乗られるとわかりました。
「もう、今乗りますので」と言われ、
「かしこまりました」と言うしかないじゃないですか。
やっと乗り込んでくれると思った時に後ろから車が来て、少し待たせるか。と感じたところで、先程車椅子を後部に乗せたことを思い出します。
車椅子に乗っていられる方は足が少し不自由だったりすることが多く、アルファードのステップは大きな壁となるようで、乗られる際に苦労されてました。
それプラスご高齢の方で、大変そうに見えました。
そんなこんな、てんやわんやありましたが、ご乗車いただいて、目的地へ出発しました。
この向かってる車内で、先程の集まりの話、あの人はアゲだったか、あの人はまだ尾道にいるのか、あの人は福山だったなと話してて、ここでほんのり広島系?と感じました。まあ、でもみんながみんなじゃないだろともまだ思ってました。見た感じ結構な人数がいたので。20人くらいですかね。
あとは高齢の方が多いなと言うのが直感の意見でした。
向かう途中で「故郷の歌を歌わねぇと」と会の長が言うとタクシーを呼んだ補佐みたいな方が、「それは運転手さんに迷惑ですよ。ねぇ」ってなって、「ここで今?」と思いましたが、別に迷惑じゃないなと思って「どんな歌なんですか?」と聞いたら歌ってくれて。
「焼け野原」「爆弾」というフレーズが聞けたのです。リズムも他の歌詞も忘れましたが、この歌と先程までの会話で間違いなく広島の方、そして原爆になにか関係ある方かなと。
何も考えず、「ああ、先程の会話で広島の方かと思ったんですけど、そうなると爆弾っていうのは原爆の、、」と尋ねると、
「そうですそうです。よくわかりましたね」と。
「運転手さんあんた原爆知ってるのか?」
「全然知らないです。広島とか長崎に落ちたとかその程度ですね」
「いや、知ってるじゃねぇか。俺のおじさんは3人ともやられたんだ。俺も受けたし」
「え、、それは」
軽々しく質問したことを恥じました。自分が知ってるゾみたいな。さっきの会話で広島という目星もついてたんだ。みたいな。
「すいません。そんな辛いことを」
「いやいやいやだいぶ前ですからね」
これをお付の人が言うというね。本人の口から聞きたかったよと
「それにしてもよ。今は原爆を教えねぇらしいからよ。あんたが知っててびっくりしたんだ」
私はちょっと声を張って出したり、高めに出すので若く感じられるようですので、少しびっくりしたのでしょう。何歳に思われてるか聞きませんでしたが。
そこよりも原爆を教えないとは?
「え? 広島でですか?」
またしても軽々しくする質問ではなかったかと。
「日本全国でなんですかね。広島だけという訳ではなく。広島もという感じです」
「そうですか、、」
別にこういう悲惨なのを教えて欲しい訳じゃないけど、意図的に教えないとはどうなのかと。今はそんな風になってるのかと寂しく思いました。
これはCTAサンプルです。
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